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歴史
100年を超える神戸大学工学部電気電子工学科の歴史を紐解いていきます

西代学舎の時代
神戸大学工学部電気電子工学科の歴史は1921(大正10)年12月、神戸高等工業学校にさかのぼります。全国12番目の官立高等工業学校として、現在の神戸市長田区衣笠通に設立されました。設立直後は校舎が建築中であったため、近隣の私立神戸村野工業学校の一部を借りて仮校舎とし、建築科、電気科、機械科の3学科でスタートしました。写真は1925年に竣工した西代学舎の正面玄関です。
1929年に完成した初代校長である廣田精一氏の胸像とともに西代学舎で写真に収まる学生たち。廣田校長は電気工学の専門家でした。胸像は後に六甲台に移設され、現存しています。
神戸高等工業学校は1944年に神戸工業専門学校と改称され、1949年には総合大学として新制神戸大学が設立されました。
写真の校舎は1945年3月の空襲で大半が焼けてしまいましたが、1961年に現在の六甲台地区へ移転するまでの間は電気工学科は西代にありました。


六甲台へ
手狭な西代学舎からの学舎移転計画には紆 余曲折がありましたが、最終的に神戸市が提案した(神戸大学本部に隣接する)連合国軍住宅地「六甲ハイツ」跡地(現在の六甲台地区)への移転が決まりました。
写真は六甲台地区で1961年に竣工してまもなくの工学部学舎(撮影は1968年)。
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